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『波うららかに、めおと日和』(通称:めおと日和)のシーズン1は、交際ゼロ日で結婚したなつ美と瀧昌が、全10話をかけて本当の夫婦になっていく物語です。
最終回では、暴風雨の海から瀧昌が無事に帰還します。二人は結婚指輪を受け取り、1年前に約束した蛍を一緒に見て物語を締めくくりました。
2026年10月15日に続編が始まった今、「前作はどんな話だったっけ?」と思い出したい方は多いはずです。この記事では、全10話の出来事と最終回の結末をネタバレ込みで各話ごとに整理し、続編がより深く味わえる視点もあわせてお届けします。
『波うららかに、めおと日和』シーズン1とは?放送時期・原作・キャスト
シーズン1は、2025年4月24日から6月26日までフジテレビ系「木曜劇場」で放送された全10話の連続ドラマです。
原作は、西香はちさんの同名漫画です。講談社の漫画アプリ『コミックDAYS』で2022年10月から連載されており、ORICON NEWSによると2026年10月時点で累計250万部を突破しています。
主人公の江端なつ美を芳根京子さん、夫の江端瀧昌を本田響矢さんが演じました。脚本は泉澤陽子さんです。ドラマは原作をもとに、オリジナルのストーリーも交えて展開されました。
主な登場人物は次のとおりです。
- 江端なつ美(芳根京子):関谷家の四姉妹の三女。男性に免疫がなく、まっすぐで純粋な女性
- 江端瀧昌(本田響矢):帝国海軍の中尉。口下手で無表情だが、なつ美を深く思いやる
- 芳森芙美子(山本舞香):タイピスト。「花筏の会」でなつ美と出会い、親友になる
- 深見龍之介(小関裕太):瀧昌の同僚で、良き理解者
- 坂井嘉治(戸塚純貴):瀧昌の幼少期からの友人。甘味処を営み、“おはぎの坂井”として親しまれた
- 柴原郁子(和久井映見):二人の仲人で、瀧昌の上官の妻
- 活動弁士(生瀬勝久):昭和の暮らしを解説し、視聴者目線でツッコミを入れる語り部
- そのほか、なつ美の家族(父・篤三、母・さつき、姉妹)と、幼なじみの瀬田準太郎(小宮璃央)が物語を動かします
筆者は学生時代からドラマごとに考察ノートを付けてきましたが、この作品で特に巧みだと感じたのが活動弁士という仕掛けです。
携帯電話どころか、夫の帰りを電報1通で知るしかない時代。その感覚の差を弁士の語りが現代の視聴者へ橋渡しすることで、時代劇の敷居が下がり、二人の心の揺れだけに集中できる設計になっていました。
めおと日和 前作 第1話〜第3話のあらすじ(ネタバレ)
物語は昭和11年(1936年)の春、花婿不在の結婚式から始まります。
第1話。なつ美の縁談相手は、帝国海軍に勤める江端瀧昌でした。ところが結婚式当日、瀧昌は仕事のため現れません。顔もよく知らない夫との新婚生活は、波乱の幕開けとなりました。
第2話。瀧昌が2か月家を空けたあと、電報で待ち合わせの約束が届きます。郁子に「新婚旅行ね」と送り出されたなつ美は、旅先の宿で瀧昌と過ごし、二人は初めての接吻を交わしました。
第3話。帰宅した瀧昌は、なつ美から幼なじみ・瀬田の話を聞き、心がざわつきます。翌日、瀧昌はなつ美を「秘密の場所」である蛍の見える小川へ案内しました。
なつ美はそこで、「来年も再来年も」蛍を見ることを我が家の恒例行事にしようと提案します。この約束が、最終回まで続く大きな伏線になります。
出発前夜には「寂しい」と涙をこぼすなつ美の姿も描かれました。彼女は「武運長久」の意味を持つトンボ柄のカフスを瀧昌に贈ります。
序盤三話に共通するのは、「夫婦なのに、まだ他人」という矛盾です。結婚が先で恋があとだからこそ、手を握るといった小さな出来事に大きな意味が宿りました。
めおと日和 前作 第4話〜第6話のあらすじ(ネタバレ)
中盤では、なつ美が海軍士官の妻の世界に踏み込み、瀧昌の過去と初めての喧嘩に向き合います。
第4話。なつ美は海軍士官の妻たちの集まり「花筏の会」に初めて参加します。準備に不慣れで会長に叱られますが、会長の姪である芙美子が助け舟を出しました。
会で「夫の過去を知ることも大事」と言われたなつ美は、芙美子とライスカレーを作った席で郁子に瀧昌のことを尋ねます。しかし郁子も、瀧昌が柴原家に来る前のことは知りませんでした。
うたた寝から目覚めたなつ美は、郁子が「自分たちのわがままで二人の結婚を急がせてしまった」と芙美子に語るのを聞いてしまいます。
そこへ妹のふゆ子と瀬田が訪ねてきた日に、久しぶりに瀧昌が帰宅します。玄関で瀬田と鉢合わせした瀧昌の嫉妬が、サブタイトルにある「初めての嫉妬」です。
そしてその夜、瀧昌は自分の過去をなつ美に打ち明けます。両親を早くに亡くし、親戚の家で辛い思いをしたのち柴原家に身を寄せた生い立ちです。めざましmediaは、この回を「この人の帰る場所になる」となつ美が覚悟を決める回として紹介していました。
筆者は、この告白によって瀧昌の口下手が「性格」ではなく「生きてきた環境の結果」として見えるようになったと考えています。気持ちを受け止めてもらえなかった少年が、急に愛情を言葉にできるはずはないのです。
第5話。前話の終わりに「艦が沈んだ」と聞いて動揺したなつ美でしたが、それは過去に別の艦で起きた事故だと分かります。
その後、帰宅を知らせる電報が届いたのに、瀧昌は夜遅くまで戻らず、ようやく帰ってきたときには酔っていました。心配が怒りに変わったなつ美は瀧昌を締め出し、二人は初めての喧嘩をします。芙美子と深見のフォローで、仲は無事に修復されました。
遠慮し合っていた夫婦が本音をぶつけられるようになったのは、関係が深まった証拠だと筆者は受け取っています。
第6話。なつ美と瀧昌は変装して、喫茶店で会う芙美子と深見を見張ります。“偵察”のつもりが実質デートになり、その場で深見は芙美子に結婚を申し込みました。
帰宅後、なつ美の母・さつきから届いた手紙をきっかけに、二人はなつ美の実家を訪れます。家族の中で互いへの思いを確かめた二人は、家に戻った夜、初めての夜を迎えました。

第7話〜第9話のあらすじ|結婚指輪、艦の見学、突然の招集
終盤では、夫婦の絆が指輪という形になる一方で、海軍軍人の妻としての不安が濃くなっていきます。
第7話。前夜を思い出した二人は、朝の食卓でぎこちなく味噌汁をすすります。年の瀬、一人で大掃除をするなつ美に、瀧昌は「家族なんだし頼ってほしい」と声をかけました。
この回で瀧昌は、百貨店の外商から結婚指輪を購入します。互いの名前の頭文字を刻んだ、お揃いの指輪でした。
第8話。夫婦で初めての正月を迎えた二人。指輪の完成に1か月ほどかかると知った瀧昌は、「半年後に2人で取りに行こう」と約束します。
サブタイトルの「いつもと違う雰囲気」が指すのは、郁子に化粧を教わったなつ美の姿です。化粧をして瀧昌の艦の見学に出かけたなつ美は、船酔いで救護スペースに運ばれてしまいます。そこで水兵から「中尉と結婚してくださりありがとうございます」と感謝され、結婚後の瀧昌が柔らかくなったことを知りました。
一方で、瀧昌が誰かと親しげに話す姿に、なつ美は珍しくやきもちを募らせます。
さらに瀧昌は、なつ美の父・篤三に呼び出され、瀬田を交えて3人で食事をします。守秘義務のため海軍の質問に答えられず苦心する瀧昌でしたが、誠実な応対で篤三の信頼を得ました。MANTANWEBによると、この回で瀬田は「奥さんのことが好きでした」と瀧昌に本心を打ち明け、視聴者から称賛の声が上がっています。
並行して、芙美子と深見は柴原夫妻を仲人にお見合いをし、結婚に向けて動き出しました。
第9話。結婚1年を迎えた二人は、なつ美の姉・あき奈の出産を手伝うため実家を訪れます。苦しむ姉の姿に、なつ美は「そのとき夫はそばにいないかもしれない」という不安を抱きました。そして回の終盤、突然の招集がかかり、瀧昌は深見とともに艦へ向かいます。
めおと日和 最終回(第10話)の結末は?
最終回では、暴風雨に見舞われた瀧昌が無事に帰還し、二人は結婚指輪を受け取って、1年越しの約束どおり蛍を見に行きます。
艦は激しい嵐に巻き込まれ、瀧昌と深見は危険な状況に置かれます。帰りを待つなつ美と芙美子は、毎日不安に押しつぶされそうだと本音を打ち明け合いました。そこへ郁子が現れ、「大丈夫よ」と二人を明るく励まします。
そして瀧昌が帰宅します。シネマカフェによると、胸に飛び込んだなつ美は泣きながら「おかえりなさい」と伝え、瀧昌は彼女を抱きしめて「ただいま」と返しました。深見も無事に戻り、芙美子と再会しています。
その後、なつ美は留守中に作った、針金に布を巻いた手作りの指輪を瀧昌に見せます。結婚指輪の交換を練習していたのです。この場面では、少し拗ねる瀧昌の可愛らしさもSNSで話題になりました。
翌日、二人は約束どおり指輪を受け取りに行き、互いの指にはめ合います。夜には瀧昌の秘密の場所へ向かい、1年前と同じように蛍を見上げました。
ナビコン・ニュースによると、最終回の視聴率は6.1%でした。MANTANWEBは、視聴者から「最高の最終回だった」という評価や、“めおと日和ロス”を訴える声が相次いだと伝えています。
全10話のサブタイトル・放送日・主な出来事一覧
前作全10話のサブタイトルと主な出来事を一覧にまとめました。サブタイトルは、ザテレビジョンの番組ページに掲載された表記に合わせています。
| 話数 | 放送日 | サブタイトル | 主な出来事 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 2025年4月24日 | 癒しの昭和新婚ラブコメ!堅物な海軍夫との結婚から始まる恋! | 花婿不在の結婚式 |
| 第2話 | 2025年5月1日 | 恋い慕う二人新婚旅行へ!初めての接吻 | 新婚旅行と初めての接吻 |
| 第3話 | 2025年5月8日 | 夫婦の時間で積み重ねてきた想い。二人が交わした約束 | 蛍の小川で恒例行事を約束 |
| 第4話 | 2025年5月15日 | 二人に訪れた初めての嫉妬。星空の下抑えきれない想い | 花筏の会、瀬田との対面、瀧昌の過去 |
| 第5話 | 2025年5月22日 | あなたと共に強くありたい。そして初めての喧嘩?! | 酔って帰った瀧昌を締め出す |
| 第6話 | 2025年5月29日 | 離れていても忘れないように…運命の人との初めての夜 | 深見の求婚、実家訪問、初めての夜 |
| 第7話 | 2025年6月5日 | 二人で迎える初めての年末年始。あなたの笑顔のために | 大掃除、結婚指輪を購入 |
| 第8話 | 2025年6月12日 | いつもと違う雰囲気はときに甘く、ときに激しく惑わす | 化粧と艦の見学、瀬田の告白 |
| 第9話 | 2025年6月19日 | 鮮やかな日々忘れることのない瞬間引き裂かれる想い | 結婚1年、姉の出産、突然の招集 |
| 最終話 | 2025年6月26日 | 1分1秒が特別で大切。願いは―ただ、あなたの隣に | 無事の帰還、指輪、蛍 |
反響の大きさは、配信の数字にもはっきり表れました。モデルプレスによると、第1話から第4話までの見逃し配信数は、2025年5月21日時点で累計1300万再生を突破しています。
週刊女性PRIMEは、公式グッズが即日完売したことも報じました。ORICON NEWSによれば、各作品の公開から90日間のユニークユーザー数で集計した「FODプレミアム2025年人気作品ランキング」で1位に輝いています。放送のたびにSNSでトレンド入りしたことも伝えられており、何度も観返したくなる「日常の物語」だったことが分かります。
めおと日和の二人はいつ本当の夫婦になった?(考察)
ここからは筆者の考察です。
一覧を並べて気づいたのは、10話のうち5話(第2・4・5・6・7話)のサブタイトルに「初めて」という言葉が入っていることです。接吻、嫉妬、喧嘩、夜、年末年始。中盤までは、夫婦が「初めて」を一つずつ積み上げる物語でした。
ところが第8話以降、サブタイトルから「初めて」は消えます。代わりに並ぶのは「引き裂かれる想い」「1分1秒が特別で大切」「ただ、あなたの隣に」という言葉です。
これは物語の軸が、「新しい体験を重ねること」から「この日常を失わずに続けること」へ移ったことを示しているのではないでしょうか。
その転換を一本の線で結んでいるのが、第3話の蛍の約束です。「来年も再来年も」という何気ない一言は、海軍の妻にとっては「来年も夫が生きて帰ってくる」ことを前提にした祈りでもあります。最終話で蛍が見られたことは、その祈りがひとまず叶ったという意味を持っていたと筆者は読んでいます。
では、二人が本当の夫婦になったのはどの瞬間だったのでしょうか。
個人的には、第6話の「初めての夜」ではないと考えています。相手がいない時間を想い、その無事を祈るようになった瞬間こそが答えです。
泣きながら「おかえりなさい」と迎えるなつ美は、もはや「お見合いで嫁いだ娘」ではありません。結婚した日ではなく、相手を失うことが怖くなった日に、二人は夫婦になった。筆者はそう受け取っています。

『逃げ恥』と比べて見える、めおと日和の切なさ
「結婚が先で、恋があと」という構造は、『逃げるは恥だが役に立つ』にも通じます。ただ、二人を隔てる壁はまったく違います。
『逃げ恥』の壁が自己評価の低さといった心の内側にあったのに対し、『めおと日和』の二人は比較的早く気持ちが通じ合います。それでも距離が縮まりきらないのは、夫が海に出れば何か月も会えず、守秘義務のため行き先すら聞けないという、時代と職業がつくる物理的な不在のためです。
手を握る場面があれほど尊く見えるのは、それがいつ途切れるか分からない時間だから。この切なさこそが、前作が多くの人の心をつかんだ理由だと筆者は考えています。
続編はどうなる?昭和12年という時代から見る見通し
続編は2026年10月15日から、同じ木曜劇場の枠で放送されています。舞台は1年後、結婚2年目を迎えた昭和12年です。主題歌はDa-iCEの書き下ろし新曲「うららか」に変わりました。
芙美子役は、山本舞香さんから生田絵梨花さんに交代しました。ORICON NEWSによると、山本さんは第1子出産に伴い出演を辞退したと伝えられています。前作のラストで結婚が決まった芙美子と深見の、“ふかふみ”夫婦の新婚生活も描かれます。
MANTANWEBによると、続編の初回では、1年前に交わした手紙を思い出す夫婦の穏やかな日常が描かれ、坂井の甘味処も再び登場しました。
ここで、史実に目を向けておきたいと思います。前作の舞台・昭和11年は、二・二六事件が起きた年です。そして続編の舞台・昭和12年の7月には盧溝橋事件が起き、日中戦争が始まりました。
海軍に勤める瀧昌と深見にとって、この年は決して穏やかなだけの1年ではありません。前作が「この日常が続いてほしい」という祈りで終わった以上、続編は「続けること」の難しさに向き合う物語になるのではないかと、筆者は予想しています。
だからこそ、前作の最終回で泣きながら交わされた「おかえりなさい」が、続編でどんな表情で交わされるのか。その一言の重みを感じ取るために、前作をおさらいしておく価値があると考えます。
まとめ
『めおと日和』シーズン1は、昭和11年、花婿不在の結婚式から始まったなつ美と瀧昌の新婚物語です。
口下手な夫と純粋な妻が、接吻、嫉妬、喧嘩、初めての夜、結婚指輪と「初めて」を重ねていきました。最終回では嵐の海から帰った瀧昌と指輪を受け取り、第3話で約束した蛍を一緒に見て幕を閉じます。
二人の積み重ねを知っておくと、昭和12年を描く続編の何気ない日常が、いっそう愛おしく見えるはずです。
よくある質問
『めおと日和』の前作(シーズン1)は全何話ですか?
2025年4月24日から6月26日まで、フジテレビ系「木曜劇場」で全10話が放送されました。
続編はいつから?何年後の話ですか?
続編は2026年10月15日に放送が始まりました。舞台は前作の1年後、結婚2年目を迎えた昭和12年です。
前作はどこで観られますか?
2026年10月時点では、FODで見放題配信されていると紹介されています。配信状況は変わることがあるため、視聴前に各サービスの公式ページで最新情報をご確認ください。
(文:みらくる)


