- 第1話で橋本環奈さんが“黒スクラブ”姿で現れた瞬間、私は無意識に一時停止していました。
医療ドラマで「白」ではなく「黒」を選ぶ。その違和感の正体を確かめたくなったからです。
『ヤンドク!〜元ヤン女医・田上湖音波〜』の衣装は、単なるブランド紹介ではありません。
湖音波の過去、葛藤、覚悟を視覚化するための“感情の設計図”です。
本記事では、実際に映像を止めて確認したディテールをもとに、ブランド特定の根拠と物語との関係性を整理します。
【第5話】GALFYニットは“過去を隠さない”という宣言
- ニット:GALFY わんわん大学セーター
- 靴:SALOMON XA PRO 3D V9
- バッグ:SHIELD RECOR 26
背面の大型犬刺繍、袖リブのライン配色、胸元のフォントバランスが公式商品画像と一致。屋上で背を向けるカットで確認しました。
第4話で「元ヤンなんて黒歴史だろ」と言われた直後のこの衣装。
隠すのではなく、あえて着る。
これは開き直りではなく、“自分の履歴を武器にする”という選択に見えました。
現在このモデルは公式オンラインでは完売。フリマ市場では定価以上の価格がついており、作品の影響力の大きさを感じさせます。
もし私が湖音波の立場なら、きっと怖い。過去を笑われるかもしれないからです。それでも着るのは、過去に支配されないという覚悟。衣装が、彼女の心理を先回りして語っていました。
【第4話】LADYMADEコートに滲んだ“揺らぎ”
- コート:LADYMADE ボリュームスリーブコート
- アクセ:VENDOME AOYAMA パールピアス
- バッグ:SHIELD RECOR 26
袖のボリューム感とウエスト切替のラインがLOOK画像と一致。カフェで向かい合うシーンで確認しました。
第3話で「お前も普通の女の子だろ」と言われた湖音波。
ベージュという色は、防御ではなく受容の色。
けれどバッグは黒のまま。外側は変えても、芯は変えない。
現在も一部通販では在庫が確認でき、入手難易度は比較的低め。だからこそ、ファンが“同じ揺らぎ”を共有できる一着でもあります。
もし私なら、このコートを着る日は少しだけ自分を許したい日かもしれません。全部は変えられない。でも、少しだけ柔らかくなりたい。その繊細な感情が、この回の空気と重なっていました。
【第3話】New Balance M1906は“踏みとどまる足元”
- ニット:グレー系ベーシックライン
- スニーカー:New Balance M1906NC
- バッグ:SHIELD RECOR 26
サイドのNロゴ形状、ヒールカウンターのパーツ構造から特定。病院外階段の引きカットで確認可能です。
医療ミス疑惑で追い込まれる回。全体の色味は抑えめ。
派手さを消した足元は、逃げるためではなく、踏みとどまるための選択。
現在も流通量は安定しており、定価での購入も可能。実用性の高さもこのモデルの魅力です。
責められる立場になったとき、私たちは無意識に目立たない色を選びます。湖音波のグレーは、その心理を静かに代弁しているようでした。
【第2話】レイヤードが示す“内と外”の境界線
- コート:ベージュ系ロング
- トップス:ブラック
- リュック:SHIELD RECOR 26
会議室で幹部と対峙するシーン。外側は柔らかく、内側は黒。
組織の中で戦う彼女の構図そのものです。
SNSでは「この黒リュックどこの?」という声が複数見られましたが、あえて主張の強いロゴを避けている点に、制作側の意図を感じます。キャラの芯を“ブランド”に奪わせない設計です。
私たちもまた、外の顔と内の顔を持っています。湖音波のレイヤードは、その現実を誤魔化さず映していました。
【第1話】黒スクラブは“戦闘服”だった
- スクラブ:KAZEN ブラック
- 私服:オーバーサイズパーカー
- スニーカー:New Balance 1906シリーズ
胸ポケットのステッチ位置と袖仕様からKAZEN製と判断。救急搬送シーンで確認しました。
医療ドラマといえば、『コード・ブルー』のブルー、『ドクターX』の白衣。
その文脈の中で“黒”を選んだことの意味。
黒は清廉でも反逆でもなく、“実戦”の色。
エンドロールの衣装協力欄を確認すると複数ブランド名が並び、スタイリングが戦略的に組まれていることが分かります。
もし私があの現場に立つなら、安心できる白を選ぶかもしれない。でも湖音波は安心よりも覚悟を選んだ。その違いが、このドラマの核なのだと感じました。
制作陣が仕掛けた“色の戦略”とは
全話を通して観察すると、黒→グレー→ベージュ→派手色という振れ幅が見えてきます。
これは単なる衣装変化ではなく、感情の可視化です。
スタイリスト陣は、橋本環奈さんの持つ透明感と“元ヤン設定”のギャップを最大化する設計をしているように見えます。
つまり衣装は、キャラクターの矛盾を成立させる装置でもあるのです。
まとめ|ヤンドク橋本環奈の衣装は感情の設計図
- 黒スクラブは覚悟の象徴
- 色味の変化は心理変化と連動
- バッグ固定は“芯”の表現
- 入手難易度も含め話題性が高い
衣装はセリフよりも正直です。
湖音波は、過去を捨てきれない弱さと、過去を武器にする強さの間で揺れている。
皆さんは、どの瞬間の衣装が一番心に残りましたか?
私はまた一時停止しながら、その意味を確かめたいと思います。


コメント